これはどういう状態か、故障か、警告か。 マニュアルを引っ張りだして見ていくが分からない。 ちょっとした機械になると、その仕様や使い方は覚えられるものではない。 専門家の中の専門家である宇宙飛行士でさえ、マニュアルを引くことになる。
偶然、その夜、テレビで「ハッピーフライト」という映画を見た。 羽田を飛び立ち、ホノルルへ向かうボーイング747-400(撮影は全日空の協力を得ている。400型からはハイテクジャンボとなり、それ以前のジャンボは747クラシックとして区別される、その見分け方は・・・、どうでも良いか、こんなこと)、トラブルが発生して離陸後に羽田へ引き返す。 無事に着陸するまでの過程が、飛行機内とグランドスタッフの様子ともども描かれる。 やはり、途中で分厚いマニュアルを広げるシーンがが出てくる。
こちらは命の危険は無いが、スモールランプも点きっぱなしではバッテリーに負担がかかる。 我が家では機長はドライビングライセンスを持つ「奥様」である(わたしは洗車係)。 彼女がマニュアルを抜き出す姿は堂に入ったものだ。 つまり、しょっちゅう分からないことがある、とも言える。 車はコンピュータが管理していて、燃料の量しか人間が見ていない。 パンクチュアさえ車が教えてくれた。
結局、対応できなくてディーラーのサービス部へ電話。 電話に出た受付のお嬢さんは故障だと言う。 やがてサービスのスタッフと連絡が取れた。 故障ではなかった、それはパーキングライトが作動している、という。
夜間及び視界が不良の場合、路上で駐停車するときに点灯しなくてはいけないものらしい。 普段はハザードランプなどを点灯させるが、もっと消費電力を押さえた点灯方法なのだそうだ。 ところが問題がある。 車によって、つまりメーカーによって、というべきか、その操作方法が違うとのこと。
この車の場合、キーを抜いた後に、ウィンカーレバーを倒すと、そちら側のみスモールランプが点灯するらしい。 再びエンジンをかけ、レバーを中立にすると、消灯してくれた。 これって、いつか使うことがあるのだろうか・・・。
誰かが、無意識にレバーに触ってしまったのだろう。 そう言えば、冬の低い太陽が照らし出したコンソールのホコリが気になり、駐車後に洗車係がダスキンモップしてたっけな・・・。
映画に使われたシナトラも良いけれど、きょうは珍しい「ひと月に二度目の満月」。