これは何かというと「船」、竹ヒゴと和紙で出来た船形のもので、
現在は照明用のシェード(lamp shade)として使っている。 長さは1600。
近所の子供がこれを眺め、言った。
「この船、水に浮かべちゃ駄目だよ、穴から水が入るから。」
うん、そうだね。
和紙で出来ていると書いたが、和紙とは何だろうか。
紙の発明は説明の必要もなく、中国後漢時代の「蔡倫」に依る。
かなり昔のこと、100年頃のことらしい。
これが日本へ伝わるのは7世紀、国産化は8世紀頃か。
和紙を説明するときに、洋紙との比較で語られる。しかも、優れていると。
国産化が始まり、本家中国の紙をも凌ぐ、すっごい改良があったのか。
何れにせよ、和紙とそれ以外の紙、という図式は成立するのだろうか。
世界中で日本だけが特別に優れた紙を作る技術を保存し、普段は使わないが、
いざとなればそれを提出できる? 中国でも、日本でも、「洋紙」は作っている
だろうし、普段使いにしていると思う。
西洋紙と東洋紙という対比なら成立するのか。うまい言い方が欲しい。
和紙の祖先である御本家の紙は、今どうなっているのだろう。
話は急ぎすぎずに、
Musik
Sibelius, Jean - Violin concerto opus 47から Allegro, ma non tanto
フィンランドの作曲家シベリウスのヴァイオリン協奏曲。作品47の第3楽章。
彼はヴァイオリニストを志していた。これは彼の唯一のコンチェルト。
この曲の真髄は第1楽章にある、ここで「音」は紹介しない。 聴きたい方が、
落ち着いて取り組んだほうが良いと思う。それは、北国の冬の空。
サラ・チャン、大人になったねぇ。