最近はいろいろな種類のジャガイモを見かける。原産地である南米の
イメージの名前も多い。
友人から2種類のジャガイモを貰い、それはそれで食べたのだが、
ひとつずつ残していた。 赤い芋と、普通の黄色い芋。
それらを植えてみることにした。それぞれ半分に切って、灰を付けて
土に埋めただけ。 やがて芽が出て、花が咲いた。
この花が不思議で、赤い芋は赤紫の花の色、普通のは白い花が咲いた。
考えてみれば、不思議とは言えない。これで当たり前?
花も終わり、地上部がくたびれてきたので、収穫開始。
赤い方は引っこ抜くとそのまま芋が付いてきた、これは有り難い。
黄色い方は根が切れてしまい、芋は土の中、手で探る。
この芋を、また植えると、また増える、また植えると、また増える?
根菜類は、土の中で、なんだか悪戯をするみたい。
ジャガイモ料理で何が好きか・・・。ほとんど何でも好きだが、
梅雨明けの東京で「ヤンソンの誘惑」でもないだろう。
夏のあこがれは、なんといっても「ヴィシソワーズ」。
料理の発案者にとってはヴィシーに暮らした母の味。
ヴィシー郡はアリエ県、フランスの真ん中辺り。
ということはオーヴェルニュ地方。
カントルーブ作曲の歌曲集「オーヴェルニュの歌」しか思い浮かばない。
素朴な民謡に過剰な伴奏を施した音楽、と言われてしまうこともあるが、
説明なしにこの歌を聞いてもらうと、耳を惹き付けらる人は多かった。
この中で最も有名な「バイレロ」(羊飼いの唄)。