6月13日「アミの朝」、Musik、「モーニング・デュー」には説明が必要ですね。
(ご指摘、頂きましたし、ちょっと乱暴すぎるようで、補足します)
カナダのトロントで1940年に生まれた女性シンガー、ボニー・ドブソンBonnie-Dobson、
強いて言えばトラッド系フォークシンガー、ソングライター。
「Morning Dew」は彼女が60年代初頭に書いたオリジナル作品で、代表作のひとつ。
この辺のトラッド系フォークは、ひとつの音楽ジャンルを形成していると言ってもよく、
独特の雰囲気を醸している。さすがに名曲、多くのカヴァー作品があるが、新しいものなら
Robert Anthony Plantがお好みかな。
珍しいことに、ボニー・ドブソンの歌うモーニング・デューをラジオで聞いたことがある。
nhk-fm土曜日のピーター・バラカンの「ウィークエンド・サンシャイン」。
公式のアーカイヴは見つけられなかった、つまり昔のことになる。
「平常の朝露」という特集だった。
「平常」は "Hey Joe" のことで、「朝露」は "Morning Dew" のこと。
これはティム・ローズの追悼特集だったと思う。
実は、ラジオで特集のタイトルを聞いたときに「平壌の朝露」と勘違いした。
朝露には消えてゆくが故の「死」のイメージがある。朝鮮戦争に関わるものか、
もしくは現在の北朝鮮に関わるものか、音楽番組には似合わない取り組みに
緊張からちょっぴりドキドキしたが、まったく個人的な失敗だった。